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管理するは人にあらず

管理者不在の状態をいかに作り出すか、なんだか禅問答みたいですね。

カイロプラクティックではイネイト(先天的知能)が自然治癒力の源と考えます。

それに対して人が成長、と言うか、時を重ねていくにしたがって蓄えられていく知識や記憶のことを後天的知能と呼んでいます。

先天的知能が狂うことはありませんが、後天的知能は間違いを犯すことがあります。

間違った知識、間違った判断、間違った行動。間違いを引き起こす1番の原因は自分です。無知、思い込み、不注意などなど。

自分自身のことですら間違を犯してしまう可能性を孕んだ私たちが、果たして他者を完璧に管理することなどできるのでしょうか?

だからと言って例えば、手紙をいちいち遠く離れた友人の家へ自分でわざわざ出向いて投函する必要はありません。住所を書いて、切手を貼って、近くの郵便ポストへ投函すれば郵便屋さんが(おそらく)キチンと届けてくれるでしょう。

ですので私たちの身体のことは、生まれる前から私たちを設計し、維持してくれるイネイトに任せておけば本来なんの問題も無いのです。

しかし私たちはじっとしていることが出来ません。

後天的知能によって、あれがカラダにいい、これを食べるとカラダにいい、〇〇の症状には△△がいいと言った様に、常に情報に踊らされています。

コップは満たされた状態では役に立ちません。頭も考え事で一杯になっている状態では使い物になりません。ではどうやったら頭を空っぽの状態にすることができるのか?それは私にもわかりません。

ですが上部頸椎の調整は、非観血的に中枢神経系(脳と脊髄)における神経伝達妨害を取り除く為だけを追求し、あとはイネイト(自然治癒力)に全てを委ねるとてもシンプルなプロセスです。