氷見で上部頸椎専門カイロプラクティックをやっている丁場です。
日本海側ってやっぱり日照時間が少ないんですよね、特に冬は。寒さも身にこたえますが、ずっとお日様を浴びることが出来ないのも正直気が滅入ります。季節型のうつ病ってこのような状態と関係してくるらしいです。
日光を浴びる機会が減ってしまうとセロトニンが不足して、冬季うつ病を引き起こす原因の一つになるそうです。そこでセロトニンがどう脳へ影響を及ぼすのかを調べてみました。(食事に関する観点から)
以下「神経科学」ー脳の探求ーから
セロトニンは神経伝達物質です。アミノ酸のトリプトファンから作られています。気分や情動行動、睡眠を調整する脳のシステムにおいて、重要な役目を担っていると考えられています。
セロトニンの合成はニューロンが浸っている細胞外液にある、利用できるトリプトファンによって制限されます。脳のトリプトファンの供給源は血液であり、血液のトリプトファンの供給源は飲食物です。穀物や肉類、乳製品は特にトリプトファンに富んでいます。したがって、食事によるトリプトファンの不足は、すぐに脳内のセロトニンの減少につながるのです。
セロトニンの合成は血中に存在するトリプトファンの量によって決まってきます。そしてもう一つ大事なことはどのくらい効率的に血液脳関門で輸送されるかによって制御されています。血中のトリプトファンは食事で摂取され、そして消化されたタンパク質に由来します。
高タンパク食は血中のトリプトファン量をすみやかに増加させますが、脳内のトリプトファンが減少させてしまいます。血液脳関門での輸送の際に、いくつかの他のアミノ酸とトリプトファンが競合してしまうからです。反対に高炭水化物食の場合は膵臓からインスリンが分泌され、競合するアミノ酸の血中レベルを減少させるため効率的に脳内へトリプトファンが輸送されます。そしてセロトニンの量も増加します。
脳内トリプトファン量の増加は、気分の高揚、不安の軽減、そして眠気の増加と関係しています。これはセロトニン量の変化によるためとされています。またトリプトファンの不足はヒトの季節関連疾患として報告されている炭水化物を取りたがる現象を説明できるかもしれません。この疾患の特徴は冬の期間、日照時間が減少することによって生じる気分の抑うつです。トリプトファンの不足はまた、極端な炭水化物制限による肥満治療の臨床試験が、気分障害や不眠を訴えにより中止せざるをえなくなる理由を説明できるかもしれません。
”セロトニンは気分や情動行動、睡眠を調節する脳のシステムにおいて重要な役割を担っている。”だから人はお腹が空くとイライラしたり、また寝付けなかったりするんですね。そんな時はチョコレートを少し食べるといい、とよく聞きますがそれも理に叶っているんですね。
上部頸椎カイロプラクティックを受けた後、多くの方が休憩中に「とてもよく寝れました」と言います。なのでもしかするとこのセロトニンと上部頸椎に関連があるかもしれません。
なぜなら上部頸椎と関連が深いと言われる脳幹の延髄には、広範囲調節系の一つである縫線核の一部が存在します。それは中枢神経(脳、脊髄)全体へと投射し、睡眠時や情動行動(気分)の制御をしています。睡眠時や情動行動といえば上記の説明にも出てきていましたが、この縫線核を作動させるのがセロトニンなのです。
上部頸椎カイロプラクティックでは「食事、睡眠、運動」この三つが健康の鍵となると常々説明しています。そのうえで定期的に上部頸椎の検査、及び調整をしていればあなたの未来は輝かしいものとなるでしょう。
富山県氷見市 上部頸椎専門
丁場カイロプラクティック