臨床レポート

カイロプラクティック臨床レポート 2020 6/29

この日は七尾市からご新規のクライアント様が来てくれました。だいぶ前からネット予約して下ってありがとうございました。

始めに上部頸椎カイロプラクティックのご説明。背骨と神経、体のバランスの大切さ、延髄の重要性などなど。途中、心と体に関する話で空回りしてしまいましたが熱心に耳を傾けてくださいました。

その後、カルテを記入してもらいます。

気になる症状はざっと3つ

片頭痛がひどいことがある。

お仕事柄(介護職)か腰痛がある。

首から肩にかけてコリ、というか気になる。(これが片頭痛の原因かも)

あくまでもここでは症状を取ることが目的ではなく、神経伝達妨害の検査及び調整のみ行うことに納得してもらい検査に移ります。

まずは重心を測定しながら、姿勢のチェック。

姿勢はかなり右肩が下がっている様子。「荷物を持つ際、右側が多いですか?」とお聞きすると、「そういえば出産後、右肩が下がるようになったかもしれない」とのことでした。

重心は荷重ともに左寄り。前後のバランスは前が約40、後ろが60なので逆転するといい感じです。

背中の皮膚温度測定では大きな温度差は見られませんでしたが、それなりな曲線グラフになっています。首から腰までの実測も肩の部分が少し低く、この箇所の血流があまりよくないことを示しています。

最後は触診と手足のズレの確認。上部頸椎のパルペーションは右、チャレンジ(寝てもらった状態での手足のズレを確認しながらのパルペーション)も右。短足は右が1cm、短手は右が母指の第一関節ぶんくらいありました。

C1の回転はやや右前方でしたが、無しの方が綺麗に揃ったので取りませんでした。

C2はESLなのでヘッドピースは下げ(実際にはフラットでアジャスト)

検査結果を説明し、アジャストメントへ。

サイドポッシャー上で体をセッティング。少しヘッドピースが高かったからなのか、上げた際にちょっと強度に不安が残る感触。もう一度ヘッドピースの高さを微調整する。セッティング中にドロップさせたくないので、フラットのままセット。

首肩の力を抜いてもらって一瞬でアジャスト。そのままの状態で5分間休憩。

今回も小柄な女性だった為か何の問題もなく調整できたが、修理したヘッドピースがどの程度、重さに耐えられるのかまだまだ未知数です。

5分後、ベッドに移動して休息。

約1時間程度、首の安定を保つために寝てもらいます。

休息の際はいつも通りシンギングボウルのCDをかけました。

1時間後、「寝れました?」と声をかけると、「少しウトウトした程度でした。」と。特別何か感じたこともないご様子でした。

休息後の検査

再び重心と姿勢のチェック。両肩の高さがフラットになった様子。

重心・荷重も左から右へ動く。前後のバランスとは特に変わり無し。

タイトロン(皮膚温度測定)、グラフの曲線の振り幅が明らかに狭まる。色付けして確認しても全てグリーン(温度差無し)。実測も首から腰まで均等に近くなり、全体の温度も上昇。

首の動きでは若干コリや違和感が残る。手足のズレは解消されていました。

以上、検査結果をご説明して終了です。

帰り際、クリスタルボウルとシンギングボウルの違いについて話題になりました。以前アロマテラピーを習っていらっしゃったようで、その時にクリスタルボウルの演奏会を聞いたことがあるとのことでした。人間の細胞はほとんど水で出来ているので、そうした特別な音の振動が癒しにつながるとのことです。

また前は七尾にあるカイロプラクティックへ通っていたようで、そこでは骨盤が重要だと言われていたとのことでした。そこでも右足の短足に着目され、体のバランスが崩れてくると左足が長くなってくるのが自分でも感じると仰っていました。首を一瞬調整しただけで、それが解消されるんですねーと驚いてくれていました。クライアント様のイネイトに感謝です。✌︎

お見送りをする際外へ出るといいお天気でしたが、立山は見えませんでした。七尾では立山が見えると翌日は雨だと言われているそうです。そういえばご近所のトウケンさんも同じようなことを言っていました。(翌日は雨でした。)

N様、この度はお越しいただき誠にありがとうございました。お陰様で充実した臨床を行うことが出来ました。また天気の良い日、ドライブがてらにでもお待ちしております。🌞☺️