7月16日に氷見へ引っ越して以来、家の片付け、オフィス開業の準備、車の名義変更、事務的な手続きやパートタイムの仕事を決めたりと、とにかく忙しかったのでようやく丸一日空いたところでさっそく早月尾根から剱岳へ。
本当は薬師岳へ行きたかったのですが、ゲートの時間があるし初めてなので4年前に一度行ったことのあるルートの劔を選びました。
お天気の安定している今頃と思って行きましたが、真夜中、車で山へと向かうと雨の降った様子です。馬場島に到着しても何だか時折雨が降ってくる感じです。
4年前同様午前3:30にスタート。夜明け前だけど蒸し暑いし、相変わらずの急登に即ヘロヘロに。夜が明けてから少し涼しくなり、天気もいい感じに。日頃の運動不足からヒーコラ言いながらもやっとの思いで山頂へ。それでも去年の雪渓を歩いた6月末の北岳のほうがキツかったかな。
3度目の正直で山頂からの景色は抜群によかったです。人の少ないうちに記念写真を近くにいた方に撮ってもらいました。
立山バック!!
その後あっという間に別山ルートからもわんさか登ってきて、早月からトレラン班も到着、憧れの北方稜線からもエリートさん方がやってきて、祠には長蛇の列が出来ていました。
山頂でコーヒーを淹れる予定でしたが登りで2リットルのハイドレーションか空になり、残りの水が心細くなったので凍らせて持ってきたのにあっちゅうまに真っ黒になった桃と部分的に凍傷起こして不味くなったおにぎりを無理やり頬張ってそそくさと下山することに。
山頂下の獅子頭
初めのうちは静かな下山でしたが、次第に登ってくる人や山頂にいたトレラン班がおりてきて、何となく追い立てられるように私も頑張りましたが、途中で膝が曲がらなくなり、明日はパートの初出勤なのに大丈夫かなぁ〜と何とも惨めな気持ちで時間をかけながら馬場島へ。
おりたところで、明日から同じルート2泊3日で登るおじさんと話し、前回にもよった温泉へ行くと丁度3時で時間切れ。仕方なく帰り道にあったアルプスの湯へ寄りましたがそれはそれでとてもいい温泉でした。
帰って寝るまではほとんど曲がらなかった膝も翌朝起きるともう普通に歩ける状態に。初仕事も割と動き回ることが多かったですが、何の問題もなくこなせました。本当に人の体の自然治癒力は偉大です。やっぱり首の調整をしてもらっているからかな。
あれだけ辛い思いをして登って下ってして、毎回もう2度とこんな思いはしたくないと思うのですが、やっぱり帰ってくると心も体もスッキリしていて、行ってよかったなぁと思うところが山の不思議なところです。
ここのところ低山が続いていたので、ショック療法的な登山になりましたが、せっかく山が近くなりましたのでこれからもちょっとずつ山登りを再開して行きたいと思います。次こそ薬師へ行きたいですね。